自分の好きな言葉(桑名) | 東進ハイスクール武蔵境校|東京都

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2015年 11月 18日 自分の好きな言葉(桑名)

 

It better to be a human being dissatisfied than a pig satisfied; better to be Socrates dissatisfied than a fool satisfied.

 

「満足な豚であるより、不満足な人間である方が良い。 同じく、満足な愚者であるより、不満足なソクラテスである方が良い」

 

 

 

有名な言葉ですね。

好きな言葉というよりは、最近印象に残った言葉って感じです。

 

19世紀に活躍したJ.S.ミルの言葉で、著作『功利主義』の中に出てきます。

 

最近『自由論』や『ミル自伝』を読む機会がありまして、非常に感銘を受けました。

 

世界史や政経を選択している人は暗記リストに入っているかもしれないですね。

 

日本史選択の方は、中村正直が翻訳した『自由之理』の原文を書いたのはミルですから、覚えておいて損はないはず!

 

政治学の偉人ですので、法律や政治経済を専攻しようとしている方は大学で読むことになると思います。

 

国家が国民に与える「自由」の限界、そもそも「個人」とは何か、「民主主義」とは?

 

理想的な国家や社会の話から、非常に哲学的な「幸福について」「自分自身について」というテーマまで深化してゆく興味深い作品です。

 

これは余談ですが、完全な民主主義というのは存在しないそうですよ。

 

「アローの不可能性定理」という名で知られていますが、理想国家に求められる完全民主主義モデルは論理的に存在することが不可能だそうです(その具体的な理論を理解できる数学者は殆ど居ないそうですが)

 

なかなか衝撃的な話ですよね。

 

 

 

では、名言の話に戻ります。

 

つまりは「考えて生きろ!」てことなんですが。

 

なぜ成功しない人がいるかというと、それは考える努力をしないからだ

 

これはトーマス・エジソンの言葉。

 

吟味を欠いた生というものは生きるに値しない

 

こちらはソクラテスですね。

 

多くの偉人が、われわれに「考えること」を要求します。

 

そしてこれは、私自身の教訓でもあるのです。

 

私たち人間がラクなほうへラクなほうへ流れていってしまうことは、仕方ないことです。

 

誰もが面倒なく人生を過ごしたいし、苦労せず遊んで暮らしていけるならそれに越したことはないでしょう。

 

でも、それでは檻の中で飼われている豚と一緒だとミルは云います。

 

われわれが人間として生きることを選ぶなら、現状に満足してはいけないのです。

 

昨日よりも今日今日よりも明日、進化し続けることを彼らは私たちに告げる。

 

それが、彼らが偉人である所以であり、称される理由なのでしょう。

 

人に与えられたことをやる、それは良い、でもやるんだったら自分できちんと吟味して考え抜いた結果「やる」べきだと思うのです。

 

 

 

大層なことを言っていますが、受験勉強だってそうですよね。

 

もし、机に噛り付く毎日が辛くなったらもう一度考えなおすのもアリかもしれません。

 

環境から押し付けられた「学歴主義」「家柄」、なんか違うと思うのであればそれも一つの答えです。

 

いちばん良くないのは何も考えず、流されるまま決断してしまうこと。

 

自分が本当に願う志に向かって、やりたいことをやるべきです

そして、本当にやりたいと願うなら、一緒に全力でやりましょう

 

私も、そうありたいと思っています。

 

 

 

武蔵境校・桑名